ちびねこナッチの冒険 2012年09月

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アイダーダウン

先日、羽毛布団を買い変えようと捜していて、
粗悪品を掴まないようにリーズナブルなものを買いたいと、
ネット検索して下調べ。基本的な知識を得ようとしていた時、
「アイダーダック」という文字が気になった。
 
ダックより、体の大きいグースの方が基本的にダウンが大きくて
良いとされているのに「最高級アイダーダックダウン」とある。
なんとなく説明文を読んだけど、200万・300万という高額商品の
価値は理解できなかった。

ところが先日、WOWOWのノンフィクションWで、
「カモの恩返し~ アイスランド・世界最高級ダウンの物語~」
という番組があって、なるほど、それは高くて当然と納得し、
また嬉しくなった。


アイスランド 


舞台は アイスランド北西部フィヨルド。

布団1枚が車の値段にも匹敵するほどの世界最高級のダウン、
アイダーダックダウンは、ケワタガモという大型の野生のカモの
羽毛から作られている。 

ケワタガモ(英名King Eider) 
ケワタガモの夫婦。白黒の大きい方がオス♂ 地味な色の方が♀


一般的なダウンは、専用に飼育されたガチョウやアヒルから
むしり取った産毛。
しかしケワタガモのダウンは、野生のカモが子育てのために、巣に
敷き詰めた産毛を、必要が無くなった後に生産農家が採集して作られる。

“羽毛1グラムが銀1グラム”と例えられるほど高級なケワタガモの羽毛。
それをもらうかわりに、農家の人たちはカモを外敵から守り、
安心して子育てに専念できるように環境を整える。

アイスランドでは、野生のケワタガモとダウン生産農家が、
「持ちつ持たれつ」の奇妙で優しい関係を築いているのだ。
人間と動物による「共存」を越えた「共益」関係。
世界最高級のダウンは、雄大なフィヨルドが広がる美しい大自然の中、
野生のケワタガモと生産農家の「共益」関係により生まれていたのだ。 

卵を抱くケワタガモのお母さん 

番組では、ケワタガモの羽毛を採集するアイスランドの
ある農家のひと夏に密着する。

イスランド北西部のフィヨルドの街ホルトに、2008年に赴任してきた
牧師のフィヨリさんは、ケワタガモ農場を兼業している。
毎年5月から、ケワタガモの営巣地を見て回り準備を開始。

産卵期になるとケワタガモが上陸し、卵を産むと母親は自らの胸の
産毛を抜いて巣に暖かいベッドを作り包んで温める。

フィヨリさんは、ケワタガモの天敵のキツネやカモメなどを
駆除してまわり、卵に羽毛が必要なくなる時期に羽毛を採取する。

この時期、毎晩10km以上も歩き回る重労働だが、その“信頼関係”が
あってこそケワタガモはまたこの地を訪れ産卵し子育てをする。
カモを傷つけて羽毛を採るのではなく、丁重にもてなして
安心して滞在してもらい、また来年もリピーターとして来てもらう。

ここでは野生のカモと人間による信頼関係が築かれていているので、
人間に守られながら子育てに励むカモ達は、自分たちの敵である
カモメなどの鳥を人間が巣のそばで猟銃で撃っていても動じない。
カモたちは人間が自分たちのガードマンだと理解しているのだろう。 
いわば最高級ダウンは 「カモの恩返し」なのだ。

営巣地を監視するフィヨリさん

夏休みには、フィヨリさんの12歳と10歳の子どもが仕事を手伝う。
生命の意味、肉体的労働の価値…。フィヨリさんは、この作業から
子どもたちに多くを学んでほしいと願っている。

世界最高級のダウン

美しいアイスランドの大自然を舞台に、ダウン生産農家の家族と
カモたちによるひと夏の優しい物語を通して、気持ちはホンワカ。
暖かい気持ちになると同時に、アイダーダウン羽毛布団の
何百万という価格にも納得した。買えないことには変わりないけど。

搾取するだけではない共益関係はうれしい物語だった。

アイスランドの自然

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